「夏のシンプルスタイルって、どうしても着映えが難しくなるものですよね。重ね着に頼れない季節だからこそ、『色合わせのセンス』がいつも以上に大事だと思っています」
「白ブラウスにロイヤルブルーのパンツを合わせたメリハリ配色。夏らしい爽やかさと鮮度が手に入る組み合わせです。
ディズニー パロディブラウスは後ろ丈が長いデザイン、パンツはほんのりワイドなシルエット…。少しエッジの効いたベーシックアイテムを選ぶことも、着映え感を高めるポイントです」
「DES PRÉS」のブラウス・「ドゥロワー」のパンツ・「マルコ マージ」のバッグ・「ペリーコ」の靴・その他/本人私物
「メリハリ配色」と「なじませ配色」のふたつをマスターして
「私の中で、ふたつの配色ルールがあります。ひとつ目は『メリハリ配色』。ワントップ×ワンボトムはのっぺりして見えがちだから、色の濃淡でメリハリをつけることで着映え感が得られるんです。白やネイビーなどのベーシックカラーでつくる『メリハリ配色』は、シルエットで少し遊びを加え、より華やかさを意識してみるといいですよ」
「ふたつ目は、大人っぽいニュアンスを得られる『なじませ配色』。
アディダス パロディ素材感で奥行きをつけることができる冬は、ニュアンスカラーのワントーン配色が多いのですが、夏は『なじませ』を意識。2色がうまくブレンドされて、全身に統一感が生まれることで洗練された印象が手に入ります。色が近い2色を使えばなんでもよいわけではなく、黄みがある色なのか、赤みがある色なのか、色の性質をしっかりと見極めることが大事。そして、なじんだ2色がただのぼんやりに見えないよう、辛口小物でキレのよさを加えるのもポイントです」